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当社は各種セメント・地盤改良材・タンカル・珪石粉等の製品を製造販売しています。また岐阜事業所では石灰石の採掘販売を行っています。これらの製品は、地元福井県をはじめ、北陸、関西、山陰地方へ出荷されています。
セメントの主原料は石灰石、珪石、酸化鉄(鉄滓)などであり、これらを適正な割合にしたものを、キルン(回転窯)で高温焼成してクリンカーをつくり、これに石膏を加えて微粉砕したものがポルトランドセメントです。 セメントの主要成分であるCaO、SiO2、Al2O3、Fe2O3を含む物質は、セメント原料として利用可能なことから、石炭火力発電所の石炭灰や、汚泥等各種廃棄物の有効利用を進めています。又、焼成用補助燃料として廃タイヤ、再生油等を使用しています。上記廃棄物はリサイクル資源として焼成工程の高温雰囲気で燃焼・溶融し、残滓(灰分)は全てクリンカー鉱物となり、二次廃棄物の排出はありません。
所定の化学組成になるように調合された原料は、原料ミルに送られ、乾燥・粉砕そして分級が同時に行われます。 原料の調合制御には、高性能のコンピュータコントロールシステムを採用しています。 原料ミルから出た粉末の一部を連続採取し、蛍光X線分析装置で迅速に分析し、コンピュータが原料配合を計算して、各秤量供給機の設定値を決定します。 このようなきめ細かい調合制御により、廃棄物を多量に使用しても、原料の化学組成は常に一定に保たれます。この原料はエアブレンディングサイロに送られ、均斉化されたのち原料サイロに貯蔵され、焼成工程に供給されます。
原料はまずサスペンション式予熱器(SPタワー高さ70m)のトップサイクロン入口ダクト部に供給され、下方からの高温燃焼排ガスとの間で熱交換が行われます。原料は順次下段サイクロンに移り、十分予熱された後、助燃炉に投入されます。助燃炉では微粉炭が吹き込まれ、その燃焼熱により原料は急速に脱炭酸反応が行われ、最終段サイクロンで回収されたのちキルンに投入されます。この時の原料温度は約900℃位になっています。キルンに投入された原料粉末は、キルンの回転によりゆっくり移動し、この間キルンに吹き込まれた微粉炭の燃焼熱によって更に高温に加熱され、約1500℃程度で半溶融状態となりクリンカーと呼ばれる小塊に焼き固められます。
キルンで焼成されたクリンカーは、凝結時間を調整するための石膏と共に、仕上ミルで粉砕されセメントとなります。セメントはタンクに貯蔵されて厳重な検査をしたのち出荷されます。
セメント事業Cement
コンクリート補修材事業Repair
リサイクル環境事業Recycle
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